日テレのドラマ本当に大丈夫なの?
日テレは視聴率で三冠を取るほど視聴率が高いと言われている。
このようにイッテQの視聴率は高いし、山口騒動が起きたとは言えども14%を超える好調ぶりである。
しかし、この局にウィークポイントがあってそれはドラマであると思う。
というのも、今年に至っては2桁キープできたものが1つもない状況だ。というのも、昨年は『東京タラレバ娘』、『過保護のカホコ』、『奥様は取り扱い注意』の3つの水曜ドラマが平均2桁を獲得したが今年に入ってからどのドラマも平均1桁である。
まず、日曜ドラマは開設して以降から『デスノート』の11.55%以外はすべて1桁である。
次に、土曜ドラマ主にジャニーズを使うことが多いのである。この中でも、KAT-TUNの亀梨和也とTOKIOの松岡昌宏は7回主演を張っており、特に亀梨は『ごくせん 2005』にも実質生徒側の主演として出演している。
他にも、嵐のメンバーは全員主演を務めていたり、している。
他にもジャニーズタレントを多く起用しているが、『妖怪人間ベム』を最後に平均15%を超えるものは無くなった。
その半年後の相葉ちゃん主演の『三毛猫ホームズ』を最後に2桁完走が途絶えた。
さらに、1年3か月後の『斎藤さん 2』を最後に視聴率が15%に届くことは無くなった。
そして、2016年1月クールの『怪盗 山猫』の10.72%を最後に平均2桁を取れなくなった。ただ、このドラマは当初14.3%でスタートしていたが、途中から視聴率が急落して最終回1桁に終わっている。
この後、1桁が続いたため『嵐にしやがれ』の視聴率を上げるために9時から10時引っ越しした。
そして、亀梨和也と山下智久という『野ブタをプロデュース』というヒット作の2人が出演する『ボク、運命の人です』を放送して初回こそ12%となったが、その後は1桁に終わった。
続いて、錦戸亮と松岡茉優の『ウチの夫は仕事ができない』も同じく2話以降は1桁に終わった。
次に『家族ゲーム』で平均13%の櫻井翔を使ったが、これも振るわず初回は亀梨錦戸より低いことが衝撃的になった。
『もみ消して冬』は4話まで2桁キープで健闘したものの、オリンピックとぶつかり惜しくも2桁を逃した。
ここまでジャニーズが4連続で主演を務めたが、4月には菜々緒7月には波留が主演を務める。
しかし、どちらとも大コケ。
因みに、今期の『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』は11.8 %だ。
2話で1桁転落も考えられるが、キープも可能な数字だ。因みに、後述する水曜ドラマより視聴率が高い。
2012年以降では15%に届いたドラマが以下の作品しかない。
また、2018年は9月まですべて1桁に終わっている。
因みに、『獣になれない私たち』は11.5%と人気の新垣結衣・田中圭・松田龍平を起用している割には低い。
さらに、2回目では8.5%となり2落ちしている
水曜ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)の第2話が17日に放送され、平均視聴率が8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。第1話の平均視聴率11.5%から3.0ポイントの下落。その背景には視聴者のある不満が隠されているという。
新垣結衣と松田龍平がダブル主演を務めている本作。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『アンナチュラル』(TBS系)などで知られる人気脚本家・野木亜紀子氏のオリジナル作品で、ファンの間では『けもなれ』の略称で親しまれている。ストーリーは主人公・晶(新垣結衣)を中心とした人間関係が描かれており、営業アシスタントとしてECサイト制作会社に勤める晶が、営業の社員から業務外の仕事を回されたり、社長からのパワハラに悩む一方、恋人・京谷(田中圭)との関係にも綻びが見え始め、行きつけのバーで知り合った恒星(松田龍平)と独特の関係性を築いていく――、というものになっている。
第2話では晶と京谷の出会いが回想された一方、第1話の終盤でパワハラ社長に待遇改善を要求したものの、特別チーフクリエイターに昇進となるなど、話が噛み合わず。また、京谷が元彼女の朱里(黒木華)を自宅マンションに住まわせていることについて、晶が弱音を見せるなどの展開が描かれたが、放送後、視聴者からは、「観てて苦しくなる。楽しくない」「水曜日に見るには重すぎる」「イライラ要素とモヤモヤ要素が多すぎて観てられない」といった感想が集まった。
「晶の周りに絶対的な味方がいないことが、『観ていて苦しい』という感想を生んでしまった原因のひとつでしょう。野木さんのこれまでの作品でいえば、『アンナチュラル』で主人公をサポートし続けた東海林(市川実日子)や『逃げるは恥だが役に立つ』の主人公の伯母(石田ゆり子)の存在が、『獣になれない私たち』にはおらず、誰かしらがそれぞれ晶の心の負担になっていることから、『重い』と感じてしまった視聴者が多かったのではないでしょうか」(ドラマライター)
新垣と野木氏が再タッグを組んだ作品ということもあり、放送前から期待が高まっていたものの、残念な結果に。果たして、ここから逆転劇が描かれることはあるだろうか。今後の展開にも期待したい。引用元;
特に、遠藤憲一(以下、エンケン)がいるとはいえ知名度の低い中島健人主演の『ドロ刑』より低い。(因みに、2015年の『掟上今日子の備忘録』は1桁に終わっている。)
特に、近年はガッキーが社会現象に発展するほど人気である。『逃げるは恥だが役に立つ』が最終回で20%越えし、『コードブルー』はドラマが平均視聴率14%で映画が興行収入90億のヒットである状況の最中である。
この続編には北川景子主演で『家売るオンナ』(平均2桁)の続編が発表されている。
また、石原さとみ・波留に関しては以前のドラマがヒットしたにもかかわらず直ぐにコケているという事態もある。
これは、もはやタレントの人気などではなく日テレのドラマが視聴率を持っていないのかもしれない。
では何が原因であるのだろうか?
ここには日テレ特有の理由があると思う。
日テレのドラマ作りのスタンスは、ファミリーで見られるものとなっている。バラエティ番組ではそれがうまく作用するが、ドラマでは攻めた作品や思い切ったテーマ性にブレーキがかかる。その結果、『見ても見なくても……』と視聴意欲があまりそそられないものになっているのではないか。他局のドラマに比べるとどちらかというとマンガのように見える。
ただ、テレビ全体の低迷を受けていることは確かである。しかし、是非日テレもドラマの面も今後土曜ドラマが2桁維持や水曜ドラマが20%まで届いていってほしい!