何故、V6のファンは三宅健と岡田准一の担当だけで半分以上を占めているのか?

何故、V6のファンは三宅健岡田准一の担当だけで半分以上を占めているのか?


V6は1995年にデビューし、2018年で活動23周年を迎えるベテラングループである。

 

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V6のデビュー時


メンバーは最年長の坂本昌行さん(デビュー当時24歳)と最年少の岡田准一さん(デビュー当時14歳17日後に15歳)とかなり年の差がある。
ご存知の方もいるだろうが、年上3人組(以下、トニセン)と年下3人組(以下、カミセン)に分かれている。
トニセンは坂本君と長野君とイノッチが、
カミセンには森田と三宅君と岡田君がいる。
この内、坂本君と長野君は本来であればSMAPTOKIOとしてデビューする予定だったがメンバーから落選したという経緯がある。その後、この2人は森田の才能を見込んで積極的に交友を深めていった。
イノッチは、SMAPの慎吾やTOKIOのメンバーと仲良くしていた。そこに、三宅君というジュニアとジュニアとしての活動を共にするようになっていった。

 

 

 

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剛健コンビのジュニア時代



森田と三宅君は剛健コンビとして単独コンサートを行う程の高い人気を誇っていた。剛健コンビの人気は後に嵐としてデビューするメンバーが在籍するmainより凄まじいものだった。当時、ジュニーさんから三宅君にV6やらないという誘いを受けた。トニセンのメンバーが決定したが、その時ジャニーさんは森田を入れない予定だった。もしかしたら、現在の様に森田の人気が落ちる事を予想していたかもしれない。しかし、三宅は剛健コンビの強さを確信しており、ジャニーさんに願い出て森田のメンバー入りが成功した。

 

 

 

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元気が出るテレビ出演時の岡田君


岡田君はデビュー間近になってたけしの番組に出演しており、そこでオーディションで剛健コンビによって選抜された。本来であれば原や現在嵐の大野君を入れる予定であったが2人が拒否したので、岡田君がメンバー入りすることになった。

 

 

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デビューから間もないカミセン

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学校へ行こうが始まった頃のV6







デビュー以降は、剛健コンビを中心にカミセンが推されていた。特に森田は大河ドラマなどに積極的に出演してSMAP木村拓哉TOKIO長瀬智也と共にジャニーズのスターとして活躍していた。
岡田君もオヤジィや木更津キャツアイなどで人気を上げていった。
一方の三宅君は、演技が苦手なのでバラエティーを中心に活躍していた。特に学校へ行こう!が始まった時には三宅君の天真爛漫な性格が人気だった。
それと反対にトニセンは優遇されず、イノッチや坂本君へ多くのソロパートや長野君にウルトラマンティガとしての活躍が与えられた程度だった。

 

 

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Darlingでセンターとソロパートを担当した岡田君


学校へ行こう!がブレイクしてからしばらくの間は人気が継続していた。特に岡田君は俳優としての評価が右肩上がりに上昇していき、V6内でもDarlingでセンターを担当したしていった。

 

 


しかし、森田にスキャンダルが起き、人気に陰りが起こり始める。そして、それと同時期に学校へ行こう!の視聴率が下がり始め番組が終了する。

 

 

 

 

そして、メンバーはグループよりも個々の活動を中心にシフトしていく。岡田君は持ち前の演技力を活かして映画や大河ドラマでの俳優、それもSMAPや嵐のメンバーとは違いアイドルとしてではない本格的な俳優として活躍していく。特に永遠の0はジャニーズの歴代ドラマで1位を獲得する大ヒットとなった。イノッチは、持ち前のトーク力を活かしてあさイチのMCとして注目されていく。この2人はメディア露出が多かったが、他のメンバーは少なくなっていった。

 

 


坂本君は、持ち前の歌唱力を生かしたミュージカル俳優。
長野君は専門学校へ行く程の料理の知識を活かしたグルメの人、
森田は、元々トークが苦手な為かメディア露出で番宣に出ない舞台での活躍にシフトしていった。

 


三宅君は、学校へ行こう!を失った影響はとても大きかったのか活躍の場を失っていった。しかし、20周年の2年前の2013年にはアウトデラックスで注目され始め復活し始めていた。

 

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20周年で復活した学校へ行こうの新聞記事

 


そして、20周年を迎え新規のファンが増え始めた。学校へ行こう!のスペシャル版としての復活や24時間テレビのパーソナリティと活躍の場所を増やし始めた。それだけではなく、個人においても三宅君の手話や後輩との絡みや滝沢秀明が座長を務める『滝沢歌舞伎』がとても好評であった。森田も、『ヒメアノール』の初単独主演に務めた。また、岡田君の俳優業も順調で図書館戦争の続編がヒットに恵まれることやそれによって新規のV6ファン増加など順調であった。。


managonnnouradeoma.hatenadiary.com

 このサイトを見たところ、きっかけを作ったのは岡田君という意見がダントツで、特に図書館戦争からという意見が圧倒的であった。一方で、イノッチの『あさイチ』によるアイドル人気はほとんど少なかった。これは、この番組がどちらかというと高齢や主婦向けであることを意味している。

このように人気が上昇し始めて安定してきたかのように見えたV6だが、彼らも30代半ばに迫って結婚したが復活期も安定していなかった。岡田君と森田が結婚したことによってグループに担降りが目立ち始めた。

岡田君の場合は、不倫略奪婚(私はこの件は高岡が悪いと思うが)と言われた以外にもアイドルとしての自覚、さらにクリスマスイブに結婚しようとしたことに幻滅したファンがとても怒ったと聞くし、事実こんな意見も多かった。

さらに、それから3か月も経たずに森田の結婚が起きた。宮沢りえがインスタで匂わせ行為をやっていたことや結婚後にも写真を撮られてばかりな(1部では路上キスなど)ことに怒ったらしい。

この2人でも岡田君に対する風当たりは強く嫌いなジャニーズでも岡田君は14位にランクインしているが森田はここに入っていない。これは、岡田君が人気がありきっかけ作りとしてはダントツであったことの裏返しであることも考えられる。一方で森田は『ヒメアノール』とV6の20周年くらいしかメディア露出が無くここに担降りが加わった感じだろう。つまり、200-20>150-10というようなものと同じであろう。

一方で三宅君は先の『滝沢歌舞伎』で共演している滝沢秀明と『ken☆tackey』というユニットを結成して『逆転ラバース』がV6の『Crazys/KEEP GOING』や活動休止したタッキー&翼を抜く売上を記録してヒットしている。また、その番宣で『VS嵐』『夜会』などに出演している。後輩のking&prince(以下、キンプリ)のことも口にしており、キンプリファンからも評判は高い(ken☆tackeyはキンプリの後輩ということらしい)

 

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このようなコントが出来るのはV6では三宅君しかいないと思う。ジャニーズ同士の絡みであれば、V6に限らず高評価を受けている。

 

とはいえ、1年前にデビューした『亀と山P』に比べるとメディア露出は少ないので初週はこれの188231枚を下回る93139枚であった。少し物足りないような気がしなくもないがそこそこのヒットであることは間違いないだろう。

この時点でのV6の人気順はこのようになるのではないかと考える。

ファン人気;

三宅君→岡田君→坂本君→イノッチ→森田→長野君

一般人気;

岡田君→イノッチ→三宅君→坂本君→森田→長野君

 これ見ると岡田君はファンからも一般からも支持が高い。また、イノッチは一般に三宅君はファンに特化した人気である。表を見ると担当を変えた人が多くきっかけが岡田君だという人が多いのでアイドル論を語る三宅君に担当を切り替えた人が多いのかもしれない。

このように、世間一般とファンの間では人気順が異なるV6のメンバーだが変動もかつてに比べると激しいので今後どうなっていくかは誰にも分からない。しかし、既婚者がグループの2/3になったことから従来のアイドルではなく大人としてのタレント価値がどうなのかといいう方向にシフトが本格的になったのかもしれない。そして、それはジャニーズ事務所そのものの体制シフトの可能性もありうる。ジャニーズは『king&prince』を売り出そうとしている為、トップの嵐の路線を変更しようとしてきた。しかし、いきなり嵐の路線を変更するにはリスクが高すぎる。そこで、まずはV6から路線変更を始めようとしたのではないかと考えたのではないか。これは、あくまで憶測であるので本当のことは分からない。しかし、いずれにせよジャニーズアイドルに既婚者半分以上ということは今までになかったので何かしらの体制変更であることは事実であると思う。